ADHD診断のためにクリニックへ行ってきました

こんにちは
前回ADHD克服のために病院に行くことを書きましたが、早速行ってきたので報告します。
 
私はもともとADHDの傾向は自覚していたものの病院に行ったことがなく、自身でどうにか克服しようと努力してきました。
しかし前回の記事でも書いた離婚騒動によって、これはなんとかしなくてはいけないと思い、また妻の勧めもあり、病院へ行くことにしたのです。
 
そもそも私は本当にADHDなのか。果たしてそのことを診断されたとして、自分はどういう気持ちでいたらいいのか、など、病院に行く直前は不安でいっぱいになりました。しかし悩んでいてもしょうがないので、職場近くにあるクリニックを予約し(当日予約ができた)、予定通り行ってきました。
 
クリニックに入るやいなや、待合で待っている患者さんの多さにびっくりしました。
オフィス街にあるクリニックなのである程度は覚悟していましたが、通常の病院の待合とは違って、異様な雰囲気を感じました。
自分もこの中に入って同じように精神科に通うことを考えたら、とても複雑な気持ちになりました。周りの人々と比べたら、自分は大した症状ではないのではないか、とも思いました。
 
ところで私は精神科やメンタルクリニックを受診するのは初めてだったので、予約をしたらその通りの時間に診察できると思ったのですが、甘かったです。18時30分予約のところ、実際に診察できたのは20時30分。2時間も待ちました。その間に診察に使うためのアンケート等々を取られます。ADHDかどうかを確認するためのアンケートですが、これはネットでもよく見られる診断アンケートと変わりませんので、ネットでADHDの可能性ありと診断が出た方は、概ねADHDの傾向があると見てもいいのかもしれません。
予約をとるのに何週間待ち、というクリニックがよくありますが、おそらくそういったところは今回のように待たされることはないと思うので、事前に確認しておくことが大切だと思います。当日予約できるところは特に注意だと思います。
 
あとで知ったのですが、ADHDの人は、長時間待つことができないことが多いそうです。
例に漏れず私も、2時間待つことができず、途中で受付に許可を得て、気晴らしにお茶をしに外に出ました。
 
さて、いよいよ診察の番。医師は関西弁の気さくなおばちゃんといった感じ。
まずはどういったことで苦労しているか、や、家族に同様の傾向がある人がいるか、などを聞かれました。
私は今回の離婚騒動の件、家事が苦手なこと、一級建築士試験でも相当苦労していること、仕事で事務作業がスムーズにできないこと、大学受験で1教科ずつしか勉強できなかったこと、忘れ物等が多いことなどを詳しく話しました。(詳しくはまた後日書きます)また、母親が少しだけその傾向があるかもしれない旨を伝えました。
 
先生は、苦労している内容はADHD患者にとっては苦手なことばかりであることを告げ、苦労しましたねと言ってくれました。一級建築士の試験のことや奥さんのこともあるので、少しでも早く治療を始めましょう、と早速薬の話へと進んで行きました。
薬の話。ストラテラコンサータという薬が代表的だが、コンサータは依存性があるので、まずはストラテラで様子を見たい、とのことでした。その代わり、試験まで時間がないので、通常より早いペースで効き目のある80mgに上げて行きましょう。とのことでした。今回の処方は1日に20mgで、まずは体を薬に順応させるためとのことで、来週  40mg、再来週80mgと上げていく予定です。ストラテラは効き目が出るまでに時間がかかるので長い目で見なくてはいけないとのこと。
 
ここまで15分ほどでしたが、あらためて、僕は本当にADHDなのか、もしかしたら別の原因(ただのサボり症など)があるのでは、と不安になり先生に確認しました。
すると先生は


「99.9%、ADHDです。苦労されてきたことも、典型的な症例と言えます。これから薬を使うなどして、少しでも楽になるよう、頑張って治療して行きましょう」


と真剣な顔で私にいい、そこで初めて、私は、今まで生きづらく、苦労してきた理由がはっきりし、少しだけですがスッキリした気持ちになりました。
また、治療を今日から始めることで、第二の人生を頑張って行きていこう、と久々に前向きな気持ちになりました。

この気持ちの変化を得ただけでも病院に行ってよかったと思ってます。
 
処方箋をもとに薬局でストラテラと胃薬をもらい、これからの人生に祈りの気持ちを込め、その場で飲んで帰宅しました。
すぐに結果を妻にメールで報告。迷いましたが母親にも報告しました。
その返事に帰宅のバスの中で僕は号泣することになるのですが、それはまた次回以降でお話しします。
 
何れにせよ今回診断を受けたことで、正式にブログタイトルにもある「ADHDと戦う」こととなりました。
薬の効き方等も、報告いたしますので、今後ともよろしくお願いします。
 
 
 
 
 

離婚話がきっかけ。ADHDと戦うブログはじめます。

はじめまして。

都内の建築設計事務所にて設計の仕事をしている、ヒロアキといいます。
今年結婚3年目を迎える妻と、1歳になったばかりの息子がいます。
ADHD(現時点では診断を受けていないため、その疑い)の症状で、長年とても苦しんできました。

先日、私の不誠実な行動により妻を苦しめてしまい、妻のご両親とともに離婚話にまで発展する、という出来事がありました。
私のそれまでのADHDに起因する(と思われる)生活態度や行動(今後少しずつお話しします)にストレスを溜め続けていたことと、育児による疲労がピークに達していた所に、私の不誠実な行動が重なり妻は鬱を発症し、今回の離婚話にまで発展したのです。(不誠実な態度はADHDとは関係ありません)
今回の騒動は、私が反省し今後二度と妻を裏切ることがないことを約束することで「水に流す」こととしてもらえましたが、妻と話し合いをする中で、私のそれまでの生活態度や行動についても改善し、妻や息子を苦しめないことが幸せな家庭を築くために重要なことであると気がつきました。

今回の離婚騒動を経て妻は、結婚生活を1からやり始めようと言ってくれました。
また、私がADHDであることを知る妻は病院を探し、薬などによる治療の提案をしてくれました。薬などで症状を和らげることは、生活だけではなく、仕事や試験にとってもいいのではないか、と言ってくれました。
自身の夫がADHDだなんて、認めるのはとても辛いことだと思います。それを認め、尚且つ仕事や私の生きやすさについて妻は真剣に考えてくれていました。自身が鬱で苦しんでいるにも関わらず、です。
 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
今回の件を機に、私は、幸せな家庭や人生を築くために、ADHDと戦うことを決心しました。
 
私は大学受験の頃から自身がADHDの傾向を持っていることを自覚し始めました。
それ以降、在学中や働き始めて今に至るまで、その傾向のせいで苦しかったとや、逆によかったこともありました。
現在は建築設計の仕事をする傍ら、1級建築士の資格取得に向け勉強(製図)をしており、そこでもADHD性質による所を感じることが多々あります。
 
ネットでADHDについて調べると、多くの情報や、同じような悩みで苦しむ方のブログ等がたくさん出てきます。それらの情報からADHDは本人はもちろんですが、家族はじめ、その周囲の人々も苦労されている場合が非常に多いことに気づかされました。
 
このブログでは、その時々で感じたことや過去の経験、学んだこと、病院へ行く前、行った後、その他私のADHDの傾向に関わる生の情報を皆さんと共有したいと思っています。そして、このブログがADHDに苦しむ本人や、その家族、同僚の方々にとって、何かしらのヒントになれば嬉しいです。
 
私は文章を書くことが下手くそで、ついつい長くなりがちですが、それも私の傾向と捉えお付き合いいただければ嬉しいです。